つぼやき芋 三輪舎

はじまりは、家の前の小さな市民農園からでした。

 

くわを振り、汗をかいて作った無農薬野菜を、友人や近所に配るととても喜ばれて、様々な野菜を作るようになりました。畑も神奈川県藤沢市から中井町へ移って耕作面積も増えいき、その作った作物でも、サツマイモの安納芋やべにはるかは、いままでに食べたことのない甘さの焼き芋として大好評で、私もオーブントースターで毎日焼いて食べていました。そうしてサツマイモ栽培の情熱がどんどん湧き出して、10種類以上の品種を育てるようになりました。その中でも「シルクスイート」は、筋っぽさが少ない口どけの良さと、上品な甘さですっかり私のお気に入りの一つになりました。

この美味しいさつまいもをさらに美味しく食べる方法を探していると、「つぼやき芋」という聞いたことのない壺の中で炭火を使って1時間半かけて蒸し焼きにするという方法を知り、いつかはその石焼き芋の前の時代にあったとてもクラシックな方法で焼いた焼き芋を食べてみたい、食べてもらいたいと思うようになり、ついに2017年に念願の「壺」を手に入れることになり、自らが育てた農薬不使用、化学肥料不使用の熟成シルクスイートを主に使用した「つぼやき芋 三輪舎」を鎌倉材木座の洋菓子店の駐車場で12月に始めることになりました。

はじめは、つぼやきの技術を販売しながら試行錯誤して学びながらも、お買い上げいただくお客様にも支えられて、次年度の作付けは更に拡大することとなりました。その収穫も、経験で積み上げた栽培技術の向上で豊作となりました。しかも、販売方法も従来の駐車場での販売と並行して、カーゴバイクによる移動販売も不定期ながら行うこととなりました。そうして、私が作った農薬不使用、化学肥料不使用の熟成シルクスイートの「つぼやき芋」で、多くのお客様の笑顔を見ることができればと思い、心を込めて焼いております。